やまぐち内科クリニック|越谷市東越谷の内科、神経内科、リハビリテーション科

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手足のふるえ・しびれ

ふるえ

手足がふるえると悩まれている患者さんは多くいらっしゃいます。

ふるえが脳卒中からくるものなのではないかと心配されている方も少なくありません。
しかし、実際に脳卒中の初期症状で手足のふるえが出るということは比較的少なく、脳卒中の症状として多いのは手足が動かなくなる「麻痺」です。

では手足のふるえでどんな病気があるかというとパーキンソン病や本態性振戦が挙げられます。
パーキンソン病の場合はふるえの度合いが大きく、また体が止まっている時に起こります。
パーキンソン病はふるえ以外にも、うまく歩けない(歩行障害)などの、全身の運動機能に影響が出ますので、神経内科での治療が必要となります。

一方、本態性振戦とは、あまり聞きなじみがないと思いますが、中高年にみられるもので、手に何かを持ったときにふるえが出ます。パーキンソン病に比べふるえの度合いは小さい場合が多いようです。

しびれ

しびれとは「ジンジン」、「ピリピリ」など感じ方によって表現はさまざまです。
しびれのある箇所に触れられると痛みを強く感じたり、逆に針などで突かれても感覚があまりないというように症状は一様ではありません。

神経系と呼ばれる大脳から末梢神経までの、どの部分に問題があるか、またその原因が何かということによって症状が変わってくるためです。

これらのしびれは個人個人によりさまざまで、診断には検査はもちろん、病歴や患者さんの身体の状態と併せて慎重に診断する必要があります。